転倒災害防止安全設計スタジオユウ/活動レポート

高年齢労働者の転倒防止研修|理学療法士が企業の対策を解説

高年齢労働者の転倒防止研修|理学療法士が企業の対策を解説

2026年09月24日 07:47

【働く高齢者の転倒防止】対策、行っておられますか?


厚生労働省では、職場環境の改善を「老いの対策」ではなく、「ベテランの技を次世代につなぎ、長く元気に働くための投資」として位置付けています。


■このような転倒事故、起きていませんか?

・朝の清掃中に床が滑って転倒

・段差をまたいだ瞬間にバランスを崩して転倒

・荷物を持ったまま後退して転倒

・何もないところでつまづいて転倒

・足がもつれて転倒


職場で最も多い労働災害、それが「転倒」です。厚生労働省のデータによれば、労働災害のうち「転倒」は毎年トップの事故原因となっています。しかし、この“転倒”という災害──実は防ぐことができるということをご存知でしょうか?


■労働災害における「転倒」の実態とリスク

  • 2025年(令和7年)の休業4日以上の労働災害135,333人のうち、転倒は37,195人(約27.5%)。事故の型別で最も多い労働災害です。【出典:厚生労働省「令和7年の労働災害発生状況」】

  • 転倒災害は前年比817人増、2.2%増加しています。【出典:厚生労働省「令和7年の労働災害発生状況」】

  • 転倒災害は特定の業種だけの問題ではなく、製造業、商業・小売、保健衛生業、運輸、建設業など、幅広い職場で発生しています。【出典:厚生労働省「令和7年の労働災害発生状況」】

  • 60歳以上の労働者が休業4日以上の労働災害に占める割合は増加傾向にあり、高齢者の就労がさらに進む中、高年齢労働者の身体特性に配慮した転倒防止対策が重要になっています。2026年4月からは、高年齢者の特性に配慮した作業環境の改善や作業管理などが事業者の努力義務となりました。【出典:厚生労働省「高年齢労働者の安全衛生対策について」「高年齢者の労働災害防止のための指針」】

  • 転倒は単なる「うっかり」だけで起きるものではありません。床面・段差・照明などの職場環境、作業方法、身体機能など複数の要因が関係します。環境面と働く人の両面から対策することが重要です。【出典:厚生労働省「STOP!転倒災害プロジェクト」「労働者の転倒災害を防止しましょう」】

その場の注意喚起や4S(整理、整頓、清掃、清潔)、環境整備だけでは限界があり、根本的な身体動作の改善を同時に行うことこそが本質的な予防につながります。

 

■なぜ、転倒は防ぎきれないのか?

こうしたことが考えられます。

・教育が一過性(ポスターや標語だけで終わる)

・対策が“環境整備”に偏り、“人の動き”に注目していない

・安全大会や衛生講話が、現場に落とし込めていない

私が理学療法士として現場に入って驚くのは、転倒リスクとなる身体機能の低下にほとんど気づいていらっしゃらないということです。


■理学療法士による転倒予防の新アプローチ

私たち理学療法士は、医療・介護の現場で「転倒を防ぐ身体の使い方」を支援してきました。その専門性を活かし、労働現場にも応用可能な再現性の高いプログラムを提供しています。

例えば…

・『10秒』の姿勢保持でバランス感覚と重心コントロールを体得

・呼吸・視線・骨盤の使い方を調整して、動作の質を高める

・身体機能への気づきと自覚をうながすチェック

・現場視察で課題を抽出。転倒リスクや腰を痛めるリスクの洗い出し


■導入事例:ある小売業での変化

私たち理学療法士の団体である、公益社団法人日本理学療法士協会では大手小売業との協業で、従業員の転倒予防のための6つの動きを取り入れた1分でできる体操を導入。1年間で15.9%減少という成果をあげています。


また、ある北陸地方の運輸業の会社では令和6年に、当社代表/理学療法士福田裕子による10秒ポーズ®︎講習とワークショップをはじめて導入されています。また、福井県内の産業保健活動として推奨している転倒予防の体力チェック会では、身体機能への気づきをうながすのみながらず、”楽しかった”と、社員同士のコミュニケーションの機会になっており、互いの声かけや気くばり配慮にも通じるコミュニケーション促進の機会にもなっており、社内研修や、安全大会の講師として再依頼が続いています。


■今、貴社にできる3つの転倒対策(即実践OK)

例えば、このようなことを導入するご予定はありますか?

・朝礼での1分間「姿勢&身体動作確認」タイムの導入

・昼休みの10分を使ったウォーキングタイムの導入

 

対策として費用や予算はどれくらいをお考えですか?

・全社員交流”楽しく実践”体力チェック会

・現場指導ができる“健康動作アドバイザー”の導入

など、転倒を防ぐのは、意識ではなく身体の使い方から変える職場環境です。



講師依頼・企業研修のご案内

■理学療法士による転倒災害予防講座・企業研修・安全大会講師 承ります


【実績】

・建設業・介護・運送業 各業界多数

・100〜500人規模の安全大会講師経験あり

・動作改善+習慣化支援までトータルサポート

・ウォーキングの実践支援・ウォーキングルートのデザイン
・社内運動テキスト製作


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株式会社スタジオユウ 理学療法士 福田裕子

理学療法士 福田裕子